久しぶりの更新になってしまいました。春の予防シーズンも落ち着きつつありますね。今年は用意した(フィラリア予防薬のおまけの)お散歩バックが予想以上に早くなくなってしまいまして、驚いております。とても喜んでいただけましたので、来年はもっと数を増やしてなるべく皆様に使っていただてるようにできればと思います。

さて、最近「犬や猫への放射線被爆の影響はどれぐらいあるのでしょうか?」というご質問を多くの患者様からお受けします。
ペットたちは背丈も低いですし、犬も猫も草むらに入っていったり水たまりの水を飲んだり、土の上でゴロゴロしたり掘ってみたりが大好きですから、余計に心配になりますよね。

ペット(特に犬や猫)に対する放射能の影響は、基本的に人間に準ずるとのことです。ということは、人間は被ばくを受けてから健康被害(癌や白血病になるなど)が発症するのに十数年かかるそうですから、その影響が知られてくる前に寿命が来るということになります。

人間と同様なら、年間1ミリシーベルトを被ばく量の上限とみておけば、もし愛犬・愛猫がとても長生きしたとしても安心できる数値になると思います。念のため、散歩で草むらや水たまりに入ったり、庭にあなを掘ったりゴロゴロしたりしてきたあとは、体を拭いてあげたり、手足を洗い流すなどをしてあげることで、2重の内部被ばくを防いであげられるのではないかと思います。雨の日は放射線量が少し高くなりますから、お外へ行くのが大好きな猫さんには外出は控えてもらい、犬さんにはお散歩はなるべく短い時間で我慢してもらって、ペット用のレインコートを着用してもらってもよいのではないかとおもいます。